本日の道徳の様子(2年生)
2021年2月17日 10時31分 [職員]本日の道徳は「ダショー・ニシオカ」という教材で、『真の国際協力』について考えました。海外技術協力事業団の農業指導者として、32歳からその生涯を終えるまでの28年間、ブータンの農業改革に尽力した西岡京治さんのお話です。
~赴任当初は政府や地元の人からも冷遇されるが、日本から導入した野菜の栽培技術で大きく生産性を向上させたり、地元の人々との800回にもおよぶ集会での説得などでブータンの人々から信頼を得ていく。西岡さんは『国際協力とは、一時的な物の援助であってはならない』という信念のもと、ブータン国民に技術を押し付けるのではく、現地の実情に合わせた支援で『確実性と定着性』において他に例をみないほどの成功を収め、農業だけでなく、産業や生活の基盤の改善にも大きく貢献していく。~
授業の最後には、パキスタンやアフガニスタンで医療活動などに従事していた中村哲さんの紹介もありました。
「ダショー」は、ブータンで「最高の人」を意味する称号なのだそうです。そうした呼び方をされるほど異国のために尽くした西岡さんや中村さんの生き方を通して、国際協力を行う上で必要なことについて考えを深めることができました。