本日の授業の様子(2年生:国語)
2020年10月29日 15時17分 [職員]~仁和寺にある法師、年よるまで岩清水を拝まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。
極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。~
これは吉田兼好が書いた『徒然草』の「仁和寺にある法師」という話の一節です。今日の国語の授業はこの文の暗唱テストでした。生徒たちは、ひとりひとり自分からみんなの前に出て発表しており、無事に暗唱を言い終わると大きな拍手が起こっていました。難しいテストだったと思いますが、みんな頑張っていて驚きました。この調子で、来月の期末テストも頑張ってほしいと思います!