本日の道徳の様子(2年生)
2020年10月21日 18時24分 [職員]~ある医師がアフリカ中央部の病院で、一人の入院患者の不審な症状を診断、分析した結果、『未知の新型ウイルス』であることに世界で初めて気が付きました。次々と倒れていく医療従事者を励まし、指揮しながら、自らの危険を顧みず感染防止体制の強化に努めていました。そんなある日、自分が『未知の新型ウイルス』に感染したことに気が付きます。
医師は友人に相談します「もし、君がこのウイルスに感染していたとしたら、どうするだろうか?」と。あなたが友人ならば、治療のために飛行機に乗って海外に行くことを勧めますか?ここに留まるように言いますか?~
今日の道徳はベトナムのハノイでSARS(サーズ)の治療にあたり、その危険性を世界に知らせ、大規模な流行を未然に防ぐことに大きく貢献したカルロ ウルバニ医師を教材として、『命・使命感・責任感』などについて考えました。
難しい内容でしたが、みんな真剣に考え、話し合い、いろいろな意見や考えを発表してくれました。生徒の意見は、『治療のために飛行機に乗って海外に行くことを勧める』という意見が約3:2で多かったです。理由も「病気を治せば、また現場で人々を治療することができる。」や「医師が現場から離れると、他の患者に不信感を与える可能性がある。」…など、しっかりと考えていました。
生徒たちが社会にでるときに、やり甲斐や使命感をもてる仕事が見つかり、誇りをもって働けるといいなと思います。